SmartCloud コラム

Deeptectorで判定できる意外なモノ

2024.03.19画像認識AI

ビジネス課題により、画像認識AIを使用したいシチュエーションや判定したいモノはさまざまあるでしょう。不良品の検知や劣化度などのレベル判定、監視カメラ画像から特定の対象物の検知など、人間の目でもできることを画像認識AIに置き換えることはもちろんですが、人間の目では難しいと思われることもDeeptectorは可能です。

今回はいくつかの事例をご紹介します。

 

Case1.ドローンで上空から撮影した対象物

こちらの画像はドローンで空撮した森林火災です。森林火災の部分は赤い点ほどの大きさです。人間が目視をすると見落としそうな広い範囲、かつ対象物が小さい場合でもDeeptectorなら検知できます。

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ドローンの広角画像により広範囲での火災箇所の特定が可能となり、人のみでの巡視に比べ災害発見の精度向上や巡視員の省力化、人員削減ができる可能性があります。広大な土地を有する地域においては、昨今の地球温暖化等により災害リスクが高まることも考えられますが、Deeptectorを活用することで巡回の業務量削減や災害の早期発見を実現できます。

 

Case2.食品のわずかな大きさの違い

ある食品製造工場において、揚げ物のサイズを判定できないかという依頼がありました。基準の範囲を満たしていない場合は出荷しないようにしています。人間の目では見分けがつかないくらいの、わずかな大きさ(数ミリ単位)の違いです。このケースでは、画像を撮影するカメラと揚げ物の距離を常に一定に保ち、わずかな大きさの違いをDeeptectorで検知できるようにしています。

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Case3. 液体の色の違い

化学反応が完了したかどうかは色で判定しますが、完了した場合となんらかの理由で化学反応が途中で終わってしまった場合では色が微妙に異なります。場合によっては数十色の反応結果を目視で判断するような業務もあり、多くの企業でマニュアルを作成しているものの、実際の現場となると判定が揺らぐことがあります。このケースでは、完了の場合の色の濃淡を学習させることで判定が可能になりました。

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このようにDeeptectorでは、人間の目では判定できないモノや形がないモノなども判定ができます。いずれの場合でも、高解像度のカメラや産業用カメラは必要ありません。一般的なデジタルカメラやスマートフォンのカメラでも可能です。

これまで自動化を考えていなかった工程や作業でも、Deeptectorに置き換えられるかもしれません。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

 

「Deeptector」はNTTコムウェア株式会社の登録商標です。

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