SmartCloud コラム

AI導入だけでは実現しない!?全体最適がDX実現のカギ

2022.03.29画像認識AI

画像認識AI「Deeptector」はパソコンにインストール、もしくはクラウドで使用することが可能です。しかし、判定結果を今の業務や作業効率の改善に活かすには「Deeptector」の導入だけでいいのかな?と思われるかもしれません。実際に、DX化のゴールを「省人化」としたにも関わらず、導入して安心してしまったためほとんど効果が無かった…との結果になることが、往々にして起こりがちです。

今回は、「Deeptector」を導入した一事例をご紹介し、DXを実現するためのポイントをご説明していきます。

 

不良品の検知とピックアップまでDX化したい

「熟練の作業スタッフが今後入れ替わる可能性があるので、「Deeptector」を導入し、社内のDX化を進めたい」

生産ラインにおいて人手による不良品の目視、ピックアップを行っている企業からのご相談がありました。スタッフの確保が難しく、技術を身につけて独り立ちできるまでに数ヶ月を要するため、今後を見据えて作業の自動化を希望していました。

詳しくお話を聞いたところ、カメラと「Deeptector」を組み合わせて使うことで不良品の検知は可能ですが、検知の後工程としてヒトが行っている不良品のピックアップとラインの一時停止の作業も必要でした。この一連の作業を行える機械も同じタイミングで導入しましたが、「Deeptector」と連携させなければなりません。しかし機械の仕様を調べたところ、「Deeptector」が出力するAPIの判定結果は受け取れず、受け取れるのは電気信号のみだったのです。新しく導入した機械ですので、すぐに買い換えるわけにもいきません。そこで、NTTコムウェアはこのお客様課題を解決すべく、APIを電気信号に変換するツールを作りました。この変換ツールにより、「Deeptector」と機械が連動し、不良品の検知からピックアップ、ラインの一時停止までの一連の作業を自動で行えるようになりました。

 

ワンストップで実装まで支援します

「Deeptector」は、画像認識AIのソフトですが、ソフトを導入していただくだけでは課題解決を実現できない場合があります。NTTコムウェアはビジネスインテグレータとして、お客様の真のDXを実現するために必要となる最適なソリューションをトータルで提供します。

また、「Deeptector」を活用するために必要になるのが機械学習用の画像ですが、産業用のカメラや照明なども用意しているので、機器の選定から撮影方法もアドバイスが可能です。

現場の機器との連携に関しては、使用されている機械はメーカーや機種もさまざまであり、年式が古いケースもあります。機械の買い替えは容易ではないため、今使用している機械をそのまま使えるように、NTTコムウェアから機械メーカーに問い合わせをして「Deeptector」と機器の連携の問題解決をすることもあります。

またNTTコムウェアは、お客様の業務に寄り添ったご提案が可能です。

「うちの機械は特殊だし、DXは難しそう」「DX化は何から始めたらいいかわからない」とお悩みの方も、まずは一度お問い合わせください。お客様の業務内容と実現させたいことを丁寧にヒアリングし、課題解決に向けて一緒に考えていきます。

 

「Deeptector」はNTTコムウェア株式会社の登録商標です。

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