SmartCloud コラム

【Deeptector機能紹介】目視計測業務をDX!画像認識AIによるデジタル表示

2023.01.26画像認識AI

2022年10月、画像認識AI「Deeptector」に「アナログメーター読み取りサービス」と「業務連携アプリケーション」の機能が追加になりました。本機能により、「アナログメーター測定値のデジタル値への変換および表示」、「ソフトウェア処理を通じた外部制御(ひいては設備制御の自動化)」を実現し、お客様課題の解決が可能となります。今回は、この2つの機能についてご紹介します。

 

「新たな設備投資は難しい」などの声から誕生

製造業やインフラ業界などでは各種設備にメーターが取り付けられ、作業員が定期的にメーターの測定・データの収集やメーターの常時監視を行っているという企業も多いでしょう。メーターがデジタルではなくアナログであるため目視でないと読み取れない、数や種類の多さゆえ読み取りが煩雑であり、どうしても人手に頼らざるを得ないケースもお伺いします。しかし、近年は労働力不足にともない作業員の確保が難しいのが現状です。また、特に大型設備の場合、設備を一新するには莫大な費用がかかります。そのため、既存の設備に手を入れることなく画像認識AIの技術を用いてDX化ができないかというご相談も多く寄せられていました。そのような声から今回の機能は誕生しました。

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正確な読み取りはもちろん、分析にも活用可能

Deeptectorの「アナログメーター読み取りサービス」では、アナログメーターの示す値を画像認識AIによりデジタルデータに置き換えます。対応可能なメーターは30種類以上(2022年12月現在)となっており、順次増えていく見込みです。

これにより、作業員の負担が軽減することはもちろん、読み間違いや見落としの防止につながります。カメラが設置できる場所であれば対応可能であり、高所や高温、低温な場所にメーターがある場合は、人身事故の撲滅も期待できます。

また、読み取りデータを蓄積することにより、設備不具合や故障をより早く検知できるため、設備故障により生産ラインの稼働が止まる、といったことも減少できるでしょう。

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メーター読み取り後の作業も自動制御

判定結果をもとに設備を自動制御することで、より画像認識AIの導入効果を高める業務もあるでしょう。しかし、設備が古い、業界独自のものである、制御システムがITシステムと接続するためのインターフェースを持たないため接続には開発が必要だがコストが見合わないというケースもお伺いしてきました。

もう1つの新しい機能「業務連携アプリケーション」では、AIの判定結果をもとに外部デバイス向けの制御命令を生成します。その後、外部デバイス連携機器を通じて生産設備や制御システムなどに対応する形式の電気信号を送受信することで、自動制御が可能になります。設備や用途に応じてさまざまな設定が可能であるため、既存の設備を活用し続けられます。開発コストがかからず、導入期間の短縮にもつながります。

アナログメーターを読み取るサービスは他にもありますが、Deeptectorは読み取りからその後の作業も統一されたインターフェースで自動化でき、自社のDX推進に大きく役立つでしょう。

これからは少子高齢化による労働力不足はますます進み、特に地方ではより深刻になるでしょう。Deeptectorはそのような課題解決の一助になります。そして、Deeptectorなら昼夜問わず、24時間稼働をすることもできるので、ビジネスチャンスを逃すことがありません。ぜひ一度ご検討ください。

 

▼工場等製造現場で利用されているアナログメーターを読み取り、AI判定、生産設備のシステムを自動制御 ~画像認識AI「Deeptector® 」新バージョン提供開始~

https://www.nttcom.co.jp/news/pr22102501.html

 

「Deeptector」はNTTコムウェア株式会社の登録商標です。

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